甘味の覚え書き:冷凍イチゴで作る甘酸っぱい水羊羹
イチゴの季節はとうに過ぎちゃいましたが、冷凍イチゴを涼果に使えないものかと作ってみたのがこの水羊羹です。
白餡+イチゴのコンポート+白餡の寒天の三層で、甘酸っぱいイチゴのコンポートがアクセントになってます。
耐熱ガラス製の21cmパウンドケーキ型を使いましたので、形は若干不細工ですが、美味しい出来上がりでした。
■白餡粉、粉寒天、冷凍イチゴ、砂糖、塩、ポッカレモン、ブランデー(お好みで)
【作り方】
(1)鍋に冷凍イチゴ250gを入れ、砂糖120gを塗して1時間ほど放置する(この間に(2)〜(5)の作業をして下さい)
(2)別の鍋に白餡粉100g、砂糖200g、塩一つまみ、水250ccを入れ、中火でツノが立つまで練ったら、室温まで冷ます
お店で売っている白餡でしたら、450gでこの工程の成果物の代わりになります
(3)小鍋に水100cc、粉寒天2gを入れて溶かし、沸騰直前まで加熱する
(4)(2)の白餡を半分ボウルに入れ、(3)の寒天を加えヘラで手早く混ぜ合わせる
(5)流し入れる型を水通しし、型の底に(4)の白餡を2cmくらいの厚さで空気が入らないよう塗り付ける
塗った面は多少凸凹があった方が、型から水羊羹を取り出す際に白餡と寒天が分離し難いようです
(6)(1)のイチゴの入った鍋にポッカレモン小さじ1杯、ブランデー小さじ1杯を加え、中火で加熱し、噴きこぼれに気を付けながら弱火で10分間煮詰め、粗熱をとる
(7)ザルで(6)のコンポートを固形物と液体に分け、(5)の型の白餡の上に固形物を一面に並べる
(8)鍋で200ccの水、(7)のコンポートの液体全部、粉寒天4gを溶かして中火で加熱し、沸騰直前に(4)で残った(2)の半分の白餡を入れ全体を馴染ませる
(9)型に(8)の鍋の中身をゆっくり注ぎ、冷ます
(10)冷蔵庫で冷やして完成
甘味の覚え書き:爽やかな甘み、冷凍イチゴで苺バター
あまおう苺バター美味しそうなんですが、ググってみると結構お高い。あまおう自体結構良い値段ですから、バター代をあわせると800円くらいならば仕方ないかもしれません。
しかしジャムなどをトーストにたっぷり塗りたい派のわたしには、コスパが悪そうです。それならば業務スーパーの冷凍イチゴを使って、手抜き苺バターを安価に作ってみましょう。
ざっくりとした手順は、イチゴジャムを作って同量のバターと混ぜるだけです。でも出来上がりは、とても美味しいと好評です。
■冷凍イチゴ、砂糖、ポッカレモン、バター
【作り方】・・・10cmの円形ココット 2個分
(1)ボウルに冷凍イチゴ250gを入れ、砂糖150gを振りかけて全体に塗し、室温で3時間ほど放置して水気が出るのを待つ
(2)鍋に(1)のボウルの中身を移し、ポッカレモン小さじ1杯、ブランデー小さじ1杯を加え、中火で煮込む(アクはしっかり取ること)
(3)焦げ付かないようヘラで混ぜながら煮詰め、鍋底をヘラで擦った際に一瞬鍋底が見えるようになったら火を止め冷ます
(4)ボウルに室温に戻したバターを入れ、ヘラでクリーム状になるまで混ぜる
(5)(4)のボウルに(3)の鍋の中身を移し、全体を良く混ぜ合わせて完成
《重要》
(3)の鍋の中身はしっかり冷まして下さい。熱を持っていると、バターが溶けて分離してしまいますので。
甘味の覚え書き:まるでシトリン(黄水晶)みたいなミカンジャム
箱買いのミカン、気がつくと傷んじゃって、泣く泣く捨てる羽目になった経験ありませんか?
ミカン好きを自認するわたしですが、流石に何キロも頂くと、食べるペースが落ちた時点で生食を諦めてジュースやゼリーでの消費を試します。でもこの季節、寒くって消費が進まないんですよねぇ。
それではと、保存性の良さそうなミカンジャムを試作してみました。
完成したジャムは、綺麗なオレンジ色。シトリン(黄水晶)みたいでしょ。写真のトーストは、ちょっと焼き過ぎて色合いが分かり難いですけど(T ^ T)
とろみを付けるため煮詰める際は、ヘラで混ぜながら必ず中火でグツグツ煮てください。
■ミカン(冷凍ミカンでも可)、砂糖、ポッカレモン
【作り方】
(1)ミカンを剥いて、房をばらす
(2)手鍋に剥いたミカン200gを入れ、砂糖80gを全体にまぶして、弱火で5分間ほど煮て砂糖が完全に溶けたら、火を止め粗熱をとる
(3)ミキサー等に(2)の手鍋の中身を移し、ざっと粉砕する
(4)手鍋に(3)を戻し、ポッカレモン小さじ1杯を加えたら、ヘラで混ぜながら中火でとろみが出るまで煮詰める
表面に浮いてきた白いアクは、スプーンを使ってこまめに取り除くこと
(5)粗熱が取れたら、保存容器に移して完成
冷凍ミカンには、(a)丸ごと凍らせたもの、(b)果皮を剥いて凍らせたもの、(c)更に房(じょうのう)をばらして凍らせたもの、(d)ミカンの缶詰のようにじょうのう膜まで除いて凍らせたものがあると思いますが、このジャムを作る場合は、(b)又は(c)を使ってください。
旬の食材:口が蕩ける幸せ、寒鰤パーティ
我が家の年末恒例、郷里の寒鰤が届きました。
さあ、頑張って捌かなくちゃ。
5kg、70cmの丸々とした魚体、お刺身は勿論、鰤大根にカマ焼きでレッツパーティ。
お刺身はこれでもかと言うほどの厚切りにして、大葉を添えていただきました。甘くて蕩ける旨さが口内に弾けます。
次は口の中で消える様に解ける漬けの炙りです。大葉+煎り胡麻を添えて。
最後の写真は、三浦大根と煮た鰤大根です。アラの旨みを吸い込んだ大根が絶品です。
カマ焼きは写真を撮り忘れましたが、美味しかったとだけお知らせしておきましょう。
さて、これでようやく半身、明日は鰤シャブでいただく予定です。
甘味の覚え書き:もっちり、グルテンフリーなサツマイモのソフトクッキー
大振りなサツマイモが沢山出回るようになってきました。焼き芋、蒸かし芋、スイートポテトなどなど、楽しみは色々なのですが、グルテンフリーなサツマイモのソフトクッキーはいかがでしょう。
8mm〜10mmくらいの少し厚めに成形することで、真ん中がもっちりとした芋餡のような出来上がりになります。
5mm前後の厚さに成形すれば、全体を焼き上げることができます。この辺はお好みで。
■サツマイモ、砂糖、タピオカ粉(コーンスターチや片栗粉でも可)、アーモンドプードル 、バター
【作り方】
(1)サツマイモを蒸したら、ボウルに芋の中身180gを入れ、砂糖100gを加えてヘラで練る
(2)別のボウルにタピオカ粉100g、アーモンドプードル70gを入れ、菜箸でグルグル混ぜる
(3)(1)のボウルに(2)のボウルの粉類を加え、ホロホロになるまでヘラで混ぜ合わせる
(4)室温に戻して柔らかくしたバター50g(今の季節なら電子レンジに30秒くらいかけた方が扱い易いです)を加えたら、手で捏ね生地全体にバターをいき渡らせまとめる
(5)生地をボウルから出し、直径4cm〜5cmの棒状にしたらラップで包み冷蔵庫で3時間冷やす
(6)生地を厚さ8mm〜10mmに切り出し、170℃に予熱したオーブンで20分間焼いたら完成
今回使ったのは、シルクスイートという品種です。甘さは程々の品種ですので、大抵の品種のサツマイモであればこのレシピで良いと思いますが、安納芋のような糖度の高い品種では、砂糖を50g程度に抑えた方が良いと思います。
甘味の覚え書き:トロッ甘、冷凍イチゴのコンポート
少しだけイチゴの季節には早いですが、業務スーパーなどで安く手に入る冷凍イチゴを使って、季節の先取りコンポートをいただきましょう。
経験的に冷凍イチゴって甘さが足りない気がしますが、コンポートにすれば大丈夫。
トーストにイチゴを並べてホイップクリームを乗っけたら、美味しいスイートサンドの出来上がり。ヨーグルトにソースとして混ぜても良いですよ。
■冷凍イチゴ、砂糖、ポッカレモン、ブランデー(無くても大丈夫)
【作り方】
(1)ボウルに冷凍イチゴ250gを入れ、砂糖60gを2回に分け入れながらイチゴ全体にまぶす
(2)ポッカレモン小さじ1杯をイチゴ全体にかけ、ボウルにラップをして1時間放置する
(3)鍋に(2)の中を移してブランデー小さじ1杯を加え、中火で沸騰後弱火で5分間煮たら完成
煮汁に1/3も浸からない大きい粒がある場合は、火がよく通るように時々ヘラでひっくり返しながら煮ること
煮た後に冷ます際、冷水を入れたボウルに鍋を浸けて急冷すると、歯応えのある仕上がりになります。