awk終の住処

電脳小物をこよなく愛して

つい熱くなって:SAMSUNG USB 3.1 Flash DriveFIT Plus 32GB

Raspberry Pi 3Bの性能向上対策をしていたら、ついUSBフラッシュドライブを買っちゃいましたというお話です。

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Raspberry Pi 3BをYouTube再生機として使っていると、キャッシュ入出力遅延に起因すると思われる引っ掛かりのような音切れや動画切り替え時のブラウザの無応答が起こります。

microSD(某量販店の謎ブランド品)だけで動いているマシンとはいえ、最新のOSに入れ替える前はもう少しマシに動いていた記憶があります。

そういえば、新しく作ったOSは、デフォルトブラウザがGoogle Chromeクローンブラウザに変わっていましたね。これが原因の一端になっている気がします。

microSDをお高くて性能の良いものに変えようと思いましたが、直ぐに使えそうな空きmicroSDが無いため、空いていたUSBフラッシュドライブ(USB 3.0某量販店見切り品)を起動ディスクにした問題解決を目指し、作業を開始しました。

 

(1)最初にRaspberry  Pi 3BでUSB起動を可能にするおまじないをします。(詳細はRaspberry Pi公式サイトのProgram USB Boot Mode参照)

(2)次にアクセサリメニューに有るSD Card Copierを使って、起動中OS環境を丸ごとUSBフラッシュドライブにコピーします。

(3)USBフラッシュドライブを取り外し、PCに挿してbootパーティションに有るcmdline.txtのrootパラメタをroot=/dev/sda2に変更します。

(4)Raspberry Pi 3BからmicroSDを抜き、USBフラッシュドライブを挿して電源を入れます。

(5)さあいよいよ起動するはず(ワクワク)なのですが、画面は真っ黒のまま起動しません。

(6)USB起動検証のため、OSの入ったmicroSDをUSB直挿しタイプ(USB 2.0)のリーダーに装着して、rootパーティションのcmdline.txtのrootパラメタをroot=/dev/sda2に変更した後、Raspberry Pi 3Bに挿し電源を入れると、ありゃ起動しますねぇ。Program USB Boot Modeは動作しているようです。

(7)ググると、一部USB 3.0のUSBフラッシュドライブとの相性が存在するとの事。悔しいけれど、さて困った。

 

お高いmicroSDを買い増しするしかないのか?と考え始めたものの、既に興味が性能向上からUSBフラッシュドライブ起動を可能にする事自体に移っている自分に気付いちゃいました。こりゃUSBフラッシュドライブを買うしかないですよね。だって気持ち悪いですもん。

 

そんなで買っちゃったのが冒頭のSAMSUNG USB 3.1 Flash DriveFIT Plus 32GBな訳です。

結局どうなったかというと、買ったUSBフラッシュドライブに対して上に書いた(2)〜(4)の作業をしたところ見事に起動しました。

OS起動が心なしか速くなったような。YouTube動画再生ではもう、もたつきません。動画切り替えもスムーズです。

やった問題解決。

 

【2019年3月10日追記】

    USB起動が成功して浮かれて書き忘れてましたが、LCD表示とHDMI表示の切り替えを行うなら、gitでダウンロードしたLCD-showディレクトリの下にあるcmdline.txtファイルのrootパラメタも上記の(3)同様/dev/sda2に変更しておきましょう。表示切り替えコマンドのLCD-hdmiLCD*-showコマンドは、このcmdline.txtファイルの内容で/bootディレクトリのcmdline.txtファイルを上書きしてしまう為、表示切り替えコマンド実行直後のrebootでmicroSDのフォルダを参照しようとして起動できなくなってしまいます。

もし起動できなくなっても、上記(3)、(4)を実行すればまたUSB起動ができるようになりますので、ご安心を。