やっぱり、小さい電脳には夢が:1.3インチ 240×240 IPS LCDディスプレイHAT
Raspberry Pi Zeroが発売されてから小さな液晶がないものかと探していましたが、ついに買っちゃいました。
それがWAVESHAREの1.3インチ 240×240 IPS LCDディスプレイHATです。
分かりずらい写真で申し訳ありませんが、2枚重なった基板の下の方がRaspberry Pi Zero WH、上の方が液晶になります。
既にRaspberry Pi Zero、Raspberry Pi Zero Wを持っていたのですが、ヘッダピンのはんだ付けで挫折したため追加購入しました。(見映えも大切ですからね)
性能的に厳しいと分かっちゃいましたが、それでも避けられないのが電脳小物への愛。Googleマップを表示してみたところ、ブラウザからの無応答警告に5回も耐える事になってしまいました。
現在の動作環境は、最新のOSをdownloadして、次の手順でドライバのコンパイル&インストールを行ったものです。
(1)SPIを有効化
(2)コンパイル環境構築
sudo apt-get install cmake
cd ~
(3)ドライバソース入手
git clone https://github.com/juj/fbcp-ili9341.git
(4)コンパイル
cd fbcp-ili9341
mkdir build
cd build
cmake -DSPI_BUS_CLOCK_DIVISOR=6 -DWAVESHARE_ST7789VW_HAT=ON -DSTATISTICS=0 ..
make -j
(5)ドライバ組み込み
sudo install fbcp-ili9341 /usr/local/bin/fbcp-ili9341
(6)OS起動時のドライバ起動処理の追加
sudo vi /etc/rc.local
→exit 0の前行に
fbcp-ili9341 &
を追加する。
(7)OS起動パラメタへディスプレイ定義追加
sudo vi /boot/config.txt
→#hdmi_mode=1の行の下に以下をを追加する。
hdmi_group=2
hdmi_mode=87
hdmi_force_hotplug=1
(8)OS再起動
sudo reboot
この小さな液晶だけでなく、HDMIケーブルを大型液晶に接続して起動すれば、HDMI側の解像度で表示できます。
次の写真は、同じGoogleマップを表示したところです。左上にある白っぽいウィンドウがブラウザなんですが、何が何だか分かりませんね。
HDMIケーブルを繋いだ場合の作業は、大きな液晶を見つつになる訳ですから、問題なしです。
いやー、やっぱり電脳小物はこうでなくっちゃね。実用性?、それはそれ、これはこれ f^_^;