awk終の住処

電脳小物をこよなく愛して

やっぱり、小さい電脳には夢が:1.3インチ 240×240 IPS LCDディスプレイHAT

Raspberry Pi Zeroが発売されてから小さな液晶がないものかと探していましたが、ついに買っちゃいました。

それがWAVESHAREの1.3インチ 240×240 IPS LCDディスプレイHATです。

f:id:awk:20190301225426j:image  f:id:awk:20190301225512j:image

分かりずらい写真で申し訳ありませんが、2枚重なった基板の下の方がRaspberry Pi Zero WH、上の方が液晶になります。

既にRaspberry Pi Zero、Raspberry Pi Zero Wを持っていたのですが、ヘッダピンのはんだ付けで挫折したため追加購入しました。(見映えも大切ですからね)

 

性能的に厳しいと分かっちゃいましたが、それでも避けられないのが電脳小物への愛。Googleマップを表示してみたところ、ブラウザからの無応答警告に5回も耐える事になってしまいました。

f:id:awk:20190301225228j:image

現在の動作環境は、最新のOSをdownloadして、次の手順でドライバのコンパイル&インストールを行ったものです。

(1)SPIを有効化

(2)コンパイル環境構築

   sudo apt-get install cmake

   cd ~

(3)ドライバソース入手

   git clone https://github.com/juj/fbcp-ili9341.git

(4)コンパイル

   cd fbcp-ili9341

   mkdir build

   cd build

   cmake -DSPI_BUS_CLOCK_DIVISOR=6 -DWAVESHARE_ST7789VW_HAT=ON -DSTATISTICS=0 ..

   make -j

(5)ドライバ組み込み

   sudo install fbcp-ili9341 /usr/local/bin/fbcp-ili9341

(6)OS起動時のドライバ起動処理の追加

   sudo vi /etc/rc.local

     →exit 0の前行に

           fbcp-ili9341 &

         を追加する。

(7)OS起動パラメタへディスプレイ定義追加

   sudo vi /boot/config.txt

     →#hdmi_mode=1の行の下に以下をを追加する。

         hdmi_group=2

         hdmi_mode=87

         hdmi_cvt=240 240 60 1 0 0 0

         hdmi_force_hotplug=1

(8)OS再起動

    sudo reboot

 

この小さな液晶だけでなく、HDMIケーブルを大型液晶に接続して起動すれば、HDMI側の解像度で表示できます。

次の写真は、同じGoogleマップを表示したところです。左上にある白っぽいウィンドウがブラウザなんですが、何が何だか分かりませんね。

f:id:awk:20190301232616j:imageHDMIケーブルを繋いだ場合の作業は、大きな液晶を見つつになる訳ですから、問題なしです。

 

いやー、やっぱり電脳小物はこうでなくっちゃね。実用性?、それはそれ、これはこれ  f^_^;