awk終の住処

電脳小物をこよなく愛して

Windows 7 Beta

待ちきれません

Windows 7 Beta版が、1月9日からMS本家で一般公開されました。試用レポートを書かれているサイトをいくつか覗いてみましたけど、やはり自分で試してみないことには落ち着きません。日本では13日から公開ということですけれど、とても待ちきれません。ということでさっそくMS本家サイトへ行ってみました。

探し方が悪いの?

あれっ?一体どこからダウンロードするんでしょ。どうやってもダウンロードページに辿りつけません。わたしの英文読解力が足りないのか、リンクの探し方が悪いのかと悩みましたが、ページの内容をよく読んでみるとどうやら公開中止になっているようです。、再公開の告知はされていましたが、一体いつになることやら。素直に13日の国内公開まで待とうかとも思ったのですが、実は諦めが悪いんですよねわたし。翌日の朝だめもとでアクセスしてみると、あらあっさりとダウンロードページが表示されるじゃありませんか。更にてっきり英語版だけかと思いきや、日本語版もダウンロードできるんですね。ありがとうMS様。
250万のダウンロード上限も撤廃されて、1月24日までの期間制限に変更なんて、何て太っ腹なんでしょ。

さっそく準備開始

Windows 7を直接インストールできる手持ちのPCはありませんので、VMWare Playerで試してみることにしました。qemu-imageで20GB(16GBで足りるはずですが暫く試してみたいので多めに)の仮想ディスクを作り、VMXファイルを手で編集します。ダウンロードファイルはISOイメージですし、DVDに焼いたほうがいいのでしょうが、手っ取り早く試すためそのままドライブに割り当てます。こんな感じです。

config.version = "8"
virtualHW.version = "4"
memsize = "1024"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "Win7Beta.vmdk"
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "7000.0.081212-1400_client_ja-jp_Ultimate-GB1CULFRE_JA_DVD.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
floppy0.fileName = "A:"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "bridged"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
displayName = "Windows 7Beta"
guestOS = "winvista"
nvram = "Windows 7Beta.nvram"
scsi0:0.redo = ""
ethernet0.addressType = "generated"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
tools.remindInstall = "FALSE"
ide0:0.redo = ""
virtualHW.productCompatibility = "hosted"
tools.upgrade.policy = "manual"
ide1:0.startConnected = "FALSE"
usb.autoConnect.device0 = ""
tools.syncTime = "FALSE"

guestOSに何を指定しようかと迷いましたが、気もあせっているし(苦笑)調べるのも面倒なのでVista 32Bit版を指定しました。

インストール開始

VMXファイルを開くとインストール開始です。新規インストールを選択し、数回応答するとあっさりとインストールが終わりました。その間30分くらいでしょうか。とにかく拍子抜けするほどあっさりとインストールが終わりました。立ち上がったデスクトップ画面の印象は、ほとんどVistaとそっくりですね。でも軽快!

インストール時にディスク必要量が16GB以上となっていたのですが、実際にインストールすると6GB程度しか使っていません。仮想ディスクはもっと小さくてもよかったですね。しかし200MBのドライブレター無しのパーティションが割り当てられるので、この分の容量は差っぴいておいたほうが良さそうです。

VMWare Toolsインストール

VMWare Toolsをインストールしないとネットワークが使えませんので、一度シャットダウンしてVMWare ToolsのISOイメージをCD-ROMに割り当て直します。起動後VMWare Toolsをインストールするとネットワークに接続できるようになりますので、Windowsライセンス認証を実行します。これで8月1日まで安心して使えます。

さてお試し

まずはIEから。
IEのバージョンは8のBeta版(8.0.7000.0)ですが、互換モードを選択しておけばわたしが普段使っているサイトでは問題は発生しませんでした。ホストOS側のIEと遜色なく使えます。

次にWindows Media PlayerでサンプルのLandscapesを再生したところ、カクカクとコマ落ちします。手元の他の動画はちゃんと再生できるので、このファイルの問題なのかな?
でも動画を再生してみて、音が出ていないことに気づきました。どうりでブート時やシャットダウン時に静かなわけです。デバイスマネージャを開くと、案の定エラーが報告されてます。音無しじゃあ寂しいですから是非対応ドライバ手にいれなきゃいけませんね。で、Windows Updateに行ってみたのですが対象に表示されません。そういえば、OSインストールの際に、更新オプションを推奨値から「重要な通知のみ」に変更したのを忘れてました。これを規定値に戻しWindows Updateに行くと、、、ありました。早速インストールすると、無事に音が出るようになりました。

あとテキストエディタやいくつかの常用ツール群を試してみましたが、問題なく動きました。これで暫く遊べそうです。

困ったこと

VMWareでの制限なのかわたしの環境の問題なのか分かりませんが、クリップボードがホストOSとゲストOSで共用できないようです。ホストOSからゲストOSへのファイルのドラッグアンドドロップは問題無くできます。
また、デスクトップサイズはVMWareウィンドサイズに追従できません。Windows XPでは、ウィンドウサイズのリサイズに合わせ、任意の解像度に設定できたのですが、これができません。VGAの解像度にしてVMWare Playerのウィンドを全画面表示しても、デスクトップの周りに黒い未使用領域ができます。大きなディスプレイで使うならさしたる問題ではないのでしょうが、今回Think Pad X60で試しましたので1024×768しかない画面では少々使いづらいですね。

クラッシュしたケース

2回ほどクラッシュ(というよりハングアップなのかな)を経験しました。1回はIE使用中にコンボボックスのプルダウンをクリックした瞬間だったと記憶しているのですが、再現性が無いため条件は判明してません。もう1回はシャットダウンが終わらない現象ですが、これも条件不明です。
また電源オプションの電源プランを標準のままにしていたのですが、暫く放置していると突然VMWare Playerが終了してしまう現象に悩まされました。恐らくスリープへの移行で終了しているのでしょうが、復帰できるわけではないので電源プランのディスプレイ電源とスリープの設定を「なし」に変更しました。

そういやWindows Vista

Windows Vistaは正規版のDVDを持っていますが、未だにインストールしていません。Windows 7の出荷は恐らく2010年になると予想されているみたいですが、この調子だと一度も使うことなくVistaが通り過ぎてしまうことになりそうです。まあ、いいんですがね。