awk終の住処

電脳小物をこよなく愛して

出遅れたけれど Advanced/W-ZERO3[es]

情報としては遅いかもしれませんが、待望のAdvanced/W-ZERO3[es]が発表になりました。みなさんの感想は色々あるでしょうが、個人的には無線LANが内蔵された点が非常に嬉しいですね。


現在使用しているW-ZERO3[es]は端末として結構お気に入りなのですが、無線LANが内蔵されていないことが唯一の不満な点でした。もちろん無線LANカードを買えば無線LANが利用できるのですが、メモリスロットを占有するカードの購入には抵抗感がありました。それでも無線LANカード購入に踏み切ったのは、ZaurusM1000で利用する無線LANの通信環境の魅力に抗いきれなくなったからでした。


ただ、これがなかなかの曲者のカードで、感度は思ったより良いものの、最初は自宅のアクセスポイントとの相性で通信ができないトラブルに見舞われてしまいました。自分で色々調べたものの原因が見つからず、メーカに購入したカードを調べてもらっても異常なしとのことで、原因は不明との回答。その後パケットの流れを調べるうち、なんらかのきっかけでパケットがW-ZERO3[es]側から送信されなくなることが分かりましたが、そのきっかけが分からない。最後の賭けでアクセスポイントを一式買い替えると嘘のように正常に通信ができるようになりました。
少々痛い出費ではありましたが、2ヶ月もかけてようやく手に入れた軽快な通信環境は十分満足できるものでした。(それにWiiの通信環境を揃えるために、どの道アクセスポイントを買い足そうと画策していましたから、大蔵省の許可をとるための一押しになったことはある意味ラッキーでした。)

しかし外出先で使うとなると事情は異なっていました。メモリスロットが塞がることは覚悟していたものの、スロットから数ミリはみ出してしまうこのカードは挿しっぱなしというわけにはいきません。そうなると普段はこの小さな無線LANカードを鞄にしまい、使う際に挿入することになるのですが、これがいけない。
駅のアクセスポイントで使おうとすると、「カードケースを探す」、「ケースを開ける」、「メモリカードを抜く」、「無線LANカードを挿す」、「アクセスポイントに接続する」と手順が多い。駅では時間が無いというのにこの手間を毎回かけるのはつらいのです。またリソースの関係で無線LANカードを認識しない場合までありますので、よほど余裕がある時でなければ実際には使えませんでした。


そんな中ようやく満を持して(?)登場したのがAdvanced/W-ZERO3[es]というわけです。単に小型化されただけでなく無線LANを内蔵したこの端末、7月発売が本当に待ち遠しいですね。



話は変わりますが、今回の無線LANカードのトラブルについて結果は残念でしたが、メーカの方の迅速で誠実な対応には本当に感謝しています。それと自分なりに原因を調べるためツール作成の必要に迫られ、敬遠気味だったWM5プラットホーム上のプログラミングを始める良いきっかけになりました。時期が悪かったとはいえ良い勉強になりましたしね。