ミドリじゃなくて赤
今週入荷すると聞いてましたので、今日は待望の*1ミドリフグを買うためショップに出掛けました。もちろん胸ポケットにはiPod Shuffleを入れて。
ミドリフグの復習
フグ科モヨウフグ属の小型フグで、学名は Tetraodon nigroviridis。マレーシア半島、タイやセイロン、フィリピンなど東南アジアに住んでいます。
わたしには意外だったのですが、人ゲノム研究に一役も二役もかっているのだそうです。「フグのゲノムとの比較から、ヒトの遺伝子900個が明らかに」http://www.geocities.jp/ewadai/wadai_0044.htmlを読むと、これからしようとしている飼育行為までが、なにやら根拠もなく、高尚に思えるから不思議です。*2
ショップで売っている個体は、大きさが3cmくらいですが、10cmくらいまで成長*3しますので、水槽はそれなりの大きさの物を用意しなければいけません。それに育てるには海水飼育が必要だそうですので、今の水槽で混泳させるわけにもいきません。
とはいえ、30cm水槽で飼っているかたもいらっしゃるようですので、今の予備水槽が手狭なら、そのあたりの中古水槽を狙うとしましょう。
で、ショップ到着
さて、どんな感じかな、、、、、??
あれ、いません。水槽には名前と値段がしっかりと付いてますけど、中にはなにもいません。他の水槽も探しましたが、お目当てのミドリフグがいません。
売れちゃったのかなぁ。
しまったな、週中に寄ればよかったと、一人で勝手に盛り上がります。そんなわたしを見とがめてか、店長夫人が丁度通りかかりましたので、ミドリフグの入荷有無を聞いてみました。そしたら、びっくり。
なんでも今週は、三匹入荷したものの三日もしないうちに全滅してしまったため、業者さんと話し合って、しばらく取り扱いをやめるんだそうです。
そっ、そうなんだ。。。。
せっかく買う気満々でショップに来ましたから、何も買わないというのはしゃくです。フグなら他にも何種類かいたはずと見渡すと。
いました。それはTVのCMなら、「買って」と大きな瞳で見つめるクーちゃん、いえそれほどじゃありませんが、奥の水槽から赤く光る小さな目がこちらを見てます。
赤目フグです。
赤目フグって熱帯魚だっけ
実はわたしのなかにある赤目フグのイメージは、30cm超の食用フグなんです。もちろんショップで売っている赤目フグとは別物なんですが、どうしてもこれが払拭できないのです。
水槽の名前を確認した直後、わたしの頭の中にはきれいに調理された赤目フグがちらついていましたもの。
気を取り直して
赤目フグは学名を Carinoteraodon somphongsi と言います。タイ原産の小型フグで、7cmくらいまで成長します。ミドリフグよりひとまわりほど小さいですね。淡水でも大丈夫なのが良いです。淡水ハオコゼの汽水飼育に失敗してますので、むしろ願ったりかもしれないですね。
運転中の予備水槽にそのままイン。
元気そうな個体を選んだのもあって、やたら泳ぎ回っています。思った以上に忙しいですが、新しい環境に慣れていないからでしょうか。遠くから気配を消して覗いていると、ふわふわしながら泳いでます。良い感じです。
とにかくしばらくは、水質変化に気をつけねばね。