awk終の住処

電脳小物をこよなく愛して

IBMがオープンソースに本気

過日のPC部門売却は凄いニュース*1でしたが、今回のIBM、500件の特許をオープンソースに「寄贈」 - ITmedia エンタープライズも、それに劣らず凄いニュースですね。


公開される500のソフトウェア特許の内容は、これから発表されるようですが、この出来事がもたらすオープンソースコミュニティーへの影響たるや、想像できないくらい大きいものでしょう。なにしろIBM、今回の寄贈は一過性のものではなく、IBM社の知的財産権管理を変革するものと位置付けていますから、オープンソースに本気になっているのでしょう。


ただ、イノベーション主導型経済への取り組みやIT業界全体での「特許共有」構想は、すばらしいと思いますけど、実際に参画する人や企業がどれだけいるか、という点で大きな疑問が残ります。
また企業である以上、利益は大きいにこしたことはないわけですから、創造された市場を何等かの形でコントロールする裏の道が隠されているのではないかともつい疑いたくなります。
良いニュースですけど、素直ではないわたしには、諸手を挙げてとはいきませんね。


ところでこの内容、2日がかりで書いてます。
風邪で会社を休んで2日目。喉が痛い。鼻水が止まらず、息ができません。布団の中で書いてたのですが、なかなかまとまらず何度も書き直しましたけど、これが限界のようです。アップして、もう寝ます。

*1:わたし自身3台のThinkPadを所有するIBMユーザですので、正直ショックでした。