awk終の住処

電脳小物をこよなく愛して

SL-C3000でも潮汐ワイド

潮汐ワイドのSL-C3000対応版 1.8 *1が、12月初めに出ていたのですね。
そのことを今日になって知り、さっそく1.7からバージョンアップしました。やった、簡単に動くようになってます。


潮汐ワイド」というのは、大和さんのサイト「大和の家」http://homepage1.nifty.com/ave/kaihatsu/slzaurus/tidew.htmで公開されている、Javaで書かれた潮汐予測プログラムです。わたしには海釣りの趣味は無いのですが、なぜかこのアプリをSL-A300のころから愛用してきました。
SL-C3000にわざわざJavaの実行環境を構築*2したのも、 これを使うためと言ってもいいくらいです。しかし、SL-C3000を購入した頃はまだ対応版が無く、当時公開されていたSL-C760用のパッケージをいじって利用可能にすることにしました。


とはいうものの、そんなに難しい話ではなく、手順はたったの2つです。
まず、アプリを起動するスクリプトを探します。これは /home/QtPalmtop/apps/Java/avetidew760.desktop を見ると、ファイル名がrunavetidew760 であることが分かります。which コマンドで検索すると、実体は /home/QtPalmtop/bin/runavetidew760 であることが分かります。


このファイルを開くと次のようになってます。

. /home/QtPalmtop/bin/installdir.sh   # set INSTALLDIR
$QPEDIR/bin/evm -XappName=runavetidew760 -cp $INSTALLDIR/java/avetidew760.jar Tidew760

J2MEはcvmで実行する必要がありますので、VMをcvmに変更して、オプションの指定方法の相違点を吸収します。

. /home/QtPalmtop/bin/installdir.sh   # set INSTALLDIR
$QPEDIR/j2me/bin/cvm -XappName=runavetidew760 -Djava.class.path=$INSTALLDIR/java/avetidew760.jar Tidew760

これで保存してやると、問題なく「潮汐ワイド」が使えるようになりました。
最新のバージョン 1.83 をインストールすれば、こんな作業せずとも、そのまま起動可能になるわけです。


で、なんで今更こんないらなくなった手順を書くかというと、ネットワークに落っこちているjarをこういった手順でいじってやれば、SL-C3000対応でなくても楽しめるということを、自分への覚書として書き留めるためなんです。ごめんなさい。

*1:実際にはJ2ME対応と言うべきなのでしょう。

*2:Sun Microsystems のサイトから落としたJ2ME Personal Profile for Zaurusをインストールしましょう。