甘味の覚え書き:ワンボウルで作る、お手軽チョコ&オレンジクッキー
ワンボウルで材料を混ぜるだけ、その材料もたった4つ。洗い物は、ボウルとティースプーンだけです。
オーブンを予熱して作業を開始すれば、30分間以内に洗い物まで終ります。
クッキーの甘さはオレンジママレードの甘さしだいですので、甘味が足りないと感じるようでしたら、砂糖10gほどを足してください。
ちなみに上の写真は、アオハタの低糖度オレンジママレードを使って、かなり甘さを控えめに仕上げたものです。
■ホットケーキミックス、オレンジママレード、バター、無糖ココア
【作り方】
(1)ボウルにホットケーキミックス70g、無糖ココア10g、オレンジママレード40g、常温に戻したバター10gを入れ、ティースプーンで全体を混ぜ合わせる
(2)手で生地がまとまる迄捏ね、生地をティースプーン山盛り1杯分で切り分け、手で丸める
(3)180℃に予熱したオーブンで12分間焼いて完成
ちなみに、バターをサラダオイル大さじ1杯に変えると、焼成時に溶けて少し平らなクッキーになります。
旬の食材:ポリポリ、箸が止まらない大根の佃煮
立派な大根がお手軽な値段で買える季節になりました。
ブリ大根やおでん、煮付けも美味しいですが、大根の佃煮はご飯の友に最適、箸が止まりません。
火を通しますが、ちゃんとポリポリとした歯応えがあり、梅風味の酸味がたまりません。
結構な完成量になりますが、保存性が高く、熱湯消毒した密閉容器やZiplocで冷蔵保存すれば、半年以上余裕で持ちます。
■大根、塩、三温糖、梅干し、梅漬け用赤しそ、醤油、お酢、生姜
【作り方】 大根の大きさに差異があるので、大根1kgを基準としたレシピです
(1)大根1kgを縦に四つ割して、3mm厚のいちょう切りにする
(2)大きめのボウルに(1)を入れ、塩 大さじ1杯を振り入れたら手で混ぜ、全体にいき渡らせ一晩寝かせる
(3)大根がしんなり(90度くらいに割れず曲がる)成っていればOK
硬そうなら、再度手で混ぜて1時間〜2時間寝かせる
(4)梅干し2個の種を取り、包丁で刻んで大きい鍋に入れる
(5)(4)の鍋に三温糖150g、醤油200cc、お酢150cc、梅漬け用赤しそ2つまみ(人差し指と親指で摘める量)を入れ、一煮立ちさせたら(3)の大根を布巾で軽く絞ってから加える
(6)菜箸で混ぜ煮汁をムラなくいき渡らせながら、5分間ほどコトコト煮る
(7)ザルを使って大根と煮汁を分ける
(8)鍋に煮汁を戻して生姜2かけの千切りを加え、半量くらいまで煮詰める
(9)(7)で分けた大根を入れ、菜箸で煮汁と混ぜ合わせたら火を止め、冷めるまで放置する
(10)ザルを使って大根と煮汁を分け、大根を保存容器に入れて完成
梅漬け用赤しそは無くても大丈夫です。
甘味の覚え書き:ワンボウルで作る、しっとりラムレーズン&チョコレートケーキ
そろそろ水道水が冷たくなってきました。お菓子を作るにしても、洗い物を少なくしたいですよね。
で、ボウル一つとヘラだけで作れるパウンドケーキのレシピを考えてみました。
ボウルに材料を入れながらヘラで混ぜるだけ。ラム酒の風味が効いた濃厚なチョコレートケーキが出来上がります。
ラムレーズンは自家製の物を使いましたが、市販の物を使うなら、ラム酒を大さじ1杯くらいまぶして入れると香りが良くなります。
自家製ラムレーズンの作り方は、「甘味の覚え書き:スキレットで作るjazzリンゴのミルリトン」を参照ください。
■パウンドケーキ型、ホットケーキミックス、生クリーム、牛乳、砂糖、純ココア、卵、ラムレーズン、チョコチップはお好みで
【作り方】
(1)ボウルに砂糖60g、純ココア50gを入れヘラで混ぜ合わせる
(2)ボウルに卵2個を割り入れ、ヘラで良く混ぜクリーム状にする
(3)ボウルに生クリーム200ccと牛乳100ccを加え、均一になるよう混ぜ合わせる
(4)ボウルにホットケーキミックス200gを加え、下から掬い上げるように混ぜる
(5)ボウルにラムレーズン大さじ5杯(自家製の場合は大さじで掬いラム酒を軽くきって入れる)を加え、均一になるようざっとヘラで混ぜる
(6)クッキングシートを型に敷き生地を入れる
(7)生地の表面にチョコチップをお好きなだけ散らし、ヘラの先でチョコチップを生地のなかに軽く押し込む
(8)170℃に予熱したオーブンで40分間〜45分間焼く(焼け具合は竹串等を刺し確認して)
(9)オーブンからケーキを取り出し、クッキングシートを持ちながら型から抜きアルミホイルで軽く包んだら、更にラップで包んで蒸気が抜けないようにする
(10)そのまま冷まし、熱くなくなったら冷蔵庫に入れ一晩置いて完成
甘味の覚え書き:カリッサクッしみチョコラスク
しみチョコって好きなんですが、ちょっとだけ歯応えが足りないと思いませんか。
ラスクのようなカリッサクッとしたしみチョコが食べたくてレシピを考えてみました。
■食パン(8枚切り)、スイートチョコレート、牛乳
【作り方】
(1)食パン4枚を縦x横6分割(36個くらい)
(2)(1)の食パンを150℃(予熱不要)にセットしたオーブンで20分間焼く
(3)金属製のボウルでスイートチョコ100gを湯煎し溶かして、40℃くらいに温めた牛乳200ccを少しずつ加え混ぜ合わせる
(4)オーブンを150℃で予熱開始。(3)のボウルに(2)の焼いた食パンを入れ、ヘラで混ぜてチョコを万遍なく行き渡らせる
(5)オーブンの天板にクッキングシートを敷き、(4)の食パンを間隔を空けて並べる
(6)150℃に予熱したオーブンで25分間〜30分間焼いて、オーブンの中でそのまま冷まして完成
チョコ感を増したい場合、チョコレートを30g足してください。
6枚切りの食パン3枚で作る場合は、チョコ液をよく吸わせられるよう(3)の工程でチョコレート10g、牛乳20ccを足してチョコ液を作ってください。(6)の焼き時間は30分間〜40分間くらいで調整してください。
甘味の覚え書き:クランベリーがアクセントの焼きココアドーナッツ
いやー、DAISOのドーナッツ型、便利ですね。
ホットケーキミックスが有れば、ささっとドーナッツが焼けちゃうし、油で揚げないから後片付けも簡単です。
さて今日は頑張って、薄力粉でドライクランベリー入りの、ココアドーナッツを焼いちゃいましょう。
いつものように甘さ控えめですので、グラニュー糖を10g足すと、甘味としては良いかもしれません。
■薄力粉、アーモンドプードル 、無糖ココアパウダー、グラニュー糖、卵、サラダ油、ドライクランベリー、ベーキングパウダー
【作り方】 6個分
(1)ボウルに薄力粉70g、アーモンドプードル50g、無糖ココアパウダー6g(大さじ1杯くらい)、ベーキングパウダー 小さじ1杯を入れ、菜箸でグルグルかき混ぜる
(2)別のボウルに卵1個、グラニュー糖25gを入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる
(3)(2)のボウルにサラダ油30ccを加え、泡立て器でよく混ぜ合わせる
(4)(3)のボウルに(1)のボウルの粉類を入れ、ヘラで下から掬い上げるように混ぜ、粉っぽさがなくなったらドライクランベリー40gを加え、クランベリーが全体に広がるように混ぜる
(5)生地を型に入れ、180℃に予熱したオーブンで12〜15分間焼いたら完成
*計量が面倒な場合:秤を出したり、計量スプーンをいくつも汚すと後片付けが面倒くさいと思う方。このドーナッツなら、大さじ1本で計量して作れます。
・薄力粉 大さじ8杯
・アーモンドプードル 8杯くらい・・メーカー差があるので目安は薄力粉の半分強くらいの嵩
・無糖ココアパウダー 大さじ1杯
・グラニュー糖 大さじ2杯
・サラダ油 大さじ2杯
・ドライクランベリー 大さじ4杯くらい
・ベーキングパウダー 大さじ1/3杯
また、菜箸と泡立て器もヘラで代用できます。(3)の工程で液が綺麗に均一化してなくても、(4)の工程で全体をむら無く混ぜれば、ほぼ(?)ちゃんと仕上がります。
ご飯大好き:今日はフカフカのミニピザで
スーパーなどで売っている冷蔵や冷凍のピザ、お手軽ですけどトッピングの種類が少ないし、わざわざ買いに行くのは面倒。じゃあサクッと作っちゃいましょうか。
今日作るのは、生地だけ先に焼く直径12cmのミニピザです。先に生地を焼くので、トッピングが簡単でオーブンへの移動も楽々です。食パンサイズで切り分け不要なので、食べる時に手が汚れませんし、トッピングが溢れることもあまり有りません。
写真のトッピングは、サラミ、ゆで卵、モッツァレラチーズ、ミニトマト、ピーマン、アンチョビの団子、シュレッドチーズ。ごちそうさまでした。
残った生地は、Ziplocなどの密閉できる袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れておけば2〜3週間くらい保存可能です。時間に余裕のある時に作り置きするのも良いですね。
■強力粉と薄力粉を混ぜたもの(中力粉のみで可)、砂糖、塩、ドライイースト、オリーブオイル、温水、セルクル10cmがあると便利
【作り方】 6枚分
(1)金属製のボウルに強力粉100g、薄力粉100g、砂糖小さじ1杯、塩小さじ1/2杯を入れ菜箸でグルグルかき混ぜる
中力粉があれば、強力粉と薄力粉の代わりに中力粉200g
(2)(1)の粉に大きな溝を2本引き、左の溝にオリーブオイル大さじ2杯、右の溝にドライイースト3gを入れたら、右の溝に40℃くらいの温水(水道水を電子レンジで30秒弱温めたもの)120ccをゆっくり注ぐ
(3)ヘラでドライイースト側から混ぜ始め、イーストが混ざり込んだら全体をよく混ぜる
(4)5分間くらい混ぜ続けると、粘りが強くなるが、更に20分間くらい混ぜ続け、表面がツルッとなったら終了
捏ね台をお持ちなら、手で捏ねた方が楽かもしれない
(5)生地を丸くまとめて霧吹きで軽く水を振り、ボウルにラップをしたら、一回り大きなボウルに40℃の温水を張り、(4)のボウルを浮かべ周りをタオル等で包む
(6)30分間ほどで生地が倍くらいに膨らんでいるか確認する
膨らみが不十分なら温水を入れ換え、生地が2倍くらい膨らむまで待つ
(7)膨らんだ生地を拳で軽く殴り、ガスを抜く
(8)まな板に強力粉(軽量外)を広げたら、生地をボウルから取り出して6等分にして丸める
(9)濡れぶきんを生地に載せ、15分間生地を休ませる
(10)オーブンの天板にクッキングシートを引き、10cmセルクルを3cmくらい離して並べたら、生地をセルクルの中に入れ指先で押しながら平らにする
セルクルが無ければ、生地を15cm間隔くらいに並べて直径12cmくらいまで丸く伸ばし(12)の作業へ
(11)セルクルを外し、生地の中心から外側に伸ばして薄くする(隣の生地にくっつかないくらいまで)
(12)フォークで軽く突き、全体に穴を空ける
(13)250℃に予熱したオーブンで10分間焼いたら、ミニピザ生地完成
(14)食べる時は、好きなトッピングを載せ、250℃に予熱したオーブンやトースターで7分間ほど焼けば出来上がり
冷凍したものは、8〜10分間焼く
補足:アンチョビの団子の作り方
アンチョビフィレ1缶分をみじん切りにしたら、フライドガーリック小さじ1杯、片栗粉小さじ1杯と缶のオイルを小さじ1杯を加え、包丁で切りながら混ぜる。1cmくらいの棒状にまとめて、1cmくらいに切り分けたらトースターで3〜5分間焼く。
《訂正とお詫び》粉に入れる温水の量が漏れてました。120cc入れてください。
甘味の覚え書き:優しい甘さ、ミルク金時羹
気温が下がり、少し過ごし易くなってきましたが、まだまだ暑い日が続いています。こういう時は、喉越しの良いおやつが欲しいものです。
で、先日の茹で小豆缶の残りでミルク金時羹を作ってみました。
ミルク羊羹の一種ですが、小豆のおかげで牛乳臭くなく、優しい甘さの仕上りになります。
絵面が一瞬パウンドケーキの様に見えるのは、耐熱ガラスのパウンド型を使ったせいですかね。ガラスの型は、できあがった羊羹や寒天がスルッと外せて気持ちが良いので、お気に入りなんです。
■耐熱ガラスのパウンド型(900cc前後)、茹で小豆缶、砂糖、牛乳、寒天
【作り方】
(1)鍋に茹で小豆300g〜400g(汁分も一緒に)、砂糖20g、牛乳300cc、寒天4gを入れ、ヘラで全体を掻き混ぜながら弱火でゆっくり煮立てる
(2)吹きこぼれないよう、ヘラで鍋底を擦るくらいの感じでゆっくり混ぜながら5分間沸かす
(3)耐熱ガラスのパウンド型に(2)の鍋の中身を移し、型の底に沈んだ大豆の高さを均一にするため、型の長辺方向にへらをゆっくり動かし3、4回混ぜたら粗熱を取る
(4)冷蔵庫で3時間冷やし完成